養育費未払いの対処法
養育費の未払いは深刻な問題です。厚生労働省の調査では、養育費を「現在も受けている」ひとり親は28.1%にとどまります。段階別の対処法を解説します。
Step 1: 催促する
まずは電話やメールで支払いを催促します。感情的にならず、「○月分の養育費○万円が未払いです。○月○日までにお振込みください」と具体的に伝えましょう。
Step 2: 内容証明郵便を送る
催促に応じない場合は、内容証明郵便で支払いを請求します。費用は約1,500円です。
Step 3: 養育費請求調停を申し立てる
内容証明にも応じない場合は、家庭裁判所に養育費請求調停を申し立てます。費用は収入印紙1,200円+郵券約1,000円です。
Step 4: 強制執行
調停調書や審判書がある場合は、相手の給与や預金を差し押さえる強制執行が可能です。給与は手取りの1/2まで差押えできます。
2026年以降: 先取特権の活用
2026年4月以降は、法定養育費の範囲内(月額8万円まで)であれば、先取特権により裁判所の判決なしに差押えが可能になります。詳しくは先取特権ガイドをご覧ください。
よくある質問
Q. 養育費の未払いの時効は?
A. 調停・審判決定は10年、協議は5年です。
Q. 未払い分をまとめて請求できますか?
A. 時効内であれば可能です。
Q. 相手の勤務先がわからない場合は?
A. 弁護士会照会や裁判所の財産開示手続きを利用できます。
Q. 養育費を払わない相手に罰則はありますか?
A. 刑事罰はありませんが、財産開示手続き不応答には過料。2026年以降は先取特権で回収が容易に。